海賊版サイト対策としての緊急ブロッキング決定に対する声明

 日本独立作家同盟は、著者や読者など、すべての出版に関わる人々を対象に、だれでもどこでも、デジタル・ネットワーク技術を活用した、革新的で自由な出版活動を行える、豊かな社会づくりに貢献する団体です。

 当法人は、クリエイターが心血を注いだ著作物を不当に利用する海賊版サイトの存在を認めません。しかしながら、海賊サイトへのブロッキングが刑法の「緊急避難」にあたるという政府の今回の見解は、決定の経緯が不明瞭かつ拙速で、表現の自由を侵す懸念があり、またブロッキングそのものの効果にも疑問が残ります。

 そこで、以下の通り声明を発表いたします。

  • 適切な議論、法整備なき緊急ブロッキングは、クリエイター保護という本来の目的を逸脱しているため、その実施に対して強く反対します。
  • 今後の海賊版対策ルール作りや、読者が望むサービスの構築にあたっては、出版・コンテンツ業界だけではなく、知財やITの専門家に加え、表現を生み出すクリエイターやそれを享受する消費者(読者)の視点も欠かせません。あらゆる「当事者」の参加によるオープンな議論を通して、表現の自由が適切に確保され、クリエイターの保護・育成が推進される具体的かつ効果的な施策を求めます。

2018年4月27日
NPO法人日本独立作家同盟
理事長 鷹野凌

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