著作者とその作品を紹介することを目的とした、定期刊行物の発行を計画しています

写真素材 足成 http://www.ashinari.com/2012/09/26-370563.php

posted by 鷹野 凌

無名の創作者が自らの作品を世に送り出そうとするとき、最大の難関はプロモーションでしょう。同盟の参加者から、次々と新刊情報やキャンペーン情報の投稿を頂くことからも、改めてこの事実を痛感しています。

作品が完成してストアへ登録したのはいいけど、ぜんぜん売れないなんてことはよくある話です。なにしろ、名前が知られていないわけですし、作品も知られていないわけですから。もし、無料キャンペーンなどでダウンロードしてもらったとしても、読んでもらえるとは限らないという悲しい現実もあります。


そこで、日本独立作家同盟に参加している著作者とその作品を紹介することを目的とした、定期刊行物の発行を計画しています。以下はその骨子(案)です。あくまでまだ案の段階なので、不備、提案などありましたら、コメント欄にてお願いします。年明けくらいから本格的に稼働しようと思っています。


[2014.1.8 追記]

計画を実行に移しました。詳細はこちらのレギュレーションをご確認下さい




目的


  1. 同盟参加作家を紹介し、知名度向上に役立てること
  2. 同盟参加作家の作品を紹介し、販売に役立てること
  3. 同盟としての活動を行うことで、同盟の存在意義を高めること


名称(案)


「月刊 Chicks ~インディーズ作家を応援するマガジン~」

chick は chicken の短縮形で、ひよこのことです。つまり「ひよこたち」です。ロゴも仮で作ってみました。


月刊 Chicks ロゴ


内容(案)


  • 内容はすべて同盟参加表明者(つまりGoogle+コミュニティでの自己紹介が必要)によるコンテンツとします。
  • 掲載するコンテンツは、原則として文章、漫画、イラスト、写真とします。音楽や映像埋め込みのEPUBは、技術的に可能であれば検討します。
  • フィクション、エッセー、詩、批評、ビジネス、ノンフィクションなど、ジャンルは特に問いませんが、ストア配信の都合上、R18だけは除外させてください。
  • 毎号、書き下ろし作品を3~5点程度掲載します。
    • 未発表のオリジナル作品に限る
    • 文章であれば最大1万文字程度
    • 漫画であれば最大20ページ程度
    • 作品の後ろに、作品の紹介文と著作者の紹介文を載せる
  • 同盟参加作家の作品サンプルを掲載します。
    • 掲載希望者募集時に発表済みの既刊に限る
    • サンプルは書き下ろし作品と同程度の長さとする
    • 1号あたり最大で10作品とする
    • 作品の後ろに、作品の紹介文と著作者の紹介文、販売サイトへのリンクを載せる
    • 同じ作品は複数回掲載しない(もちろん続編は可)

つまり、表紙+書き下ろし+サンプル+それぞれの紹介文という構成になります。EPUBファイルで最大200MBという容量制限の都合上、すべて文字の場合で最大20万文字以内、すべて漫画の場合で最大300ページ以内というところを目安としておきます。



発行スケジュール(案)


毎月最終週の火曜日に「BCCKS」で配信を開始し、同時に「Kindleストア」と「iBooks Store」に配本申請します。

BCCKSでの配本申請は、毎週火曜日までの申請に対し、翌週~翌々週にKindleストアで配信開始予定になっています。月初にKindleストアで配信開始というところを軸としたかったので、毎月最終週の火曜日とさせて頂きました。

なお、iBooks Storeは審査の関係上、配信開始時期が分かりません。私が個人で申請した時は、3週間くらい待たされる場合もありました。「楽天Kobo」のストア配本は、BCCKSのシステム改修が終わり次第行います。

編集・制作工程は、ビジネスとして専属でやっているわけではないので、データ納品の締め切りは発行の1週間前とさせて下さい。



制作フロー(案)


文章と画像の混成になるので、EPUB 3のリフロー形式で制作(追記:原則縦書き・右開き)します。制作工程は、すべてインターネット上で行います。どうしても顔を合わせて打ち合わせをする必要がある場合は、ハングアウトを利用します。

Google+のコミュニティで締切日を設定した「イベント」を立てるので、掲載希望者はそのコメント欄に、何を載せるか(「表紙イラスト描きます」とか、URLを貼り付けた上で「この本のサンプルを載せます」とか)を具体的に明記して下さい。

掲載枠は原則として早い者勝ちとし、枠を超えた場合は次号に掲載という形とします。もし掲載希望者が殺到するようであれば、前回号に掲載された方からご遠慮頂く形でお願いしようと思っています。なお、Google+のコミュニティイベントは、コミュニティ参加者全員に通知が配信されます。

掲載が確定した人(以降、「参加者」と呼称します)には、BCCKSで共同編集権限(閲覧のみ)を付与しますので、あらかじめBCCKSに会員登録(無料)をして、振り込み先の銀行口座など必要事項を入力しておいて下さい。


表紙には Chicks ロゴと、発行元である日本独立作家同盟のロゴと名称、掲載作品のタイトルと参加者名を全員載せます。加工の手間があるので、表紙イラスト(または写真)の締め切り日は、文章・漫画より若干早めにお願いするかもしれません。

掲載順は、納品順とします。ただし、表紙・書き下し・サンプル・サンプル・書き下し・サンプル・サンプル・書き下し・サンプル・サンプル・書き下し・サンプル・サンプル・書き下し・サンプル・サンプル、というような並び順とします。

電子出版なので、基本的に台割はありません。紙面であれば原稿が落ちた場合は穴埋めが必要となりますが、電子出版の場合はその心配がないので、締め切りまでに納品が間に合わない場合はザックリ切り捨てますのであらかじめご了承下さい。


データの納品は、同盟の全員が利用可能である、GmailとGoogleドライブを利用します。文章はGoogleドキュメントに書いて編集者に限定共有(またはメール)、画像はGoogleドライブにアップロードして編集者に限定共有(またはメール)、という形です。

編集者は、Googleドキュメント上で「てにをは」や誤字・脱字などの必要最低限のチェックを行い、直接編集して校正します。なお、Googleドキュメントには必ず編集履歴が残ります。校正、校正戻しの工程は原則として1回とします。チェック工程は、参加者全員に「閲覧のみコメント可」権限で公開をする形で参加してもらうかもしれません。ちょっと迷ってます。

編集者は、校了データをBCCKSの編集画面から流し込み、本を制作します。仮本ができた段階で参加者全員に再度連絡をするので、最終確認を行って下さい。問題なければそのまま配信開始をし、ストア配本の依頼(BCCKSチケット5枚=525円)をします。



宣伝方法


配信を開始したら、参加者全員で告知をしましょう。ブログ、Google+、Twitter、Facebookなど、基本的に著者自身の名前が紐付いた手段を使って下さい。著者自身の宣伝にもなるからです。

1人で告知をするより、大勢で告知をした方が効果があります。他の人の告知投稿も、ガンガンリツイートや共有やシェアをしましょう。

外部ストアでの配信開始はタイムラグがあるので、Kindleストアでの配信開始時、iBooks Storeでの配信開始時にも、みんなでうわーっと告知をしましょう。そうやって、参加者みんなでお祭りみたいに盛り上げていくと、きっと楽しいのではないかと思います。



販売価格(案)


安売りする気はありません。著作者にはそれなりにきっちりと収益を配分したいので、税込800円で販売しようと思っています。「インディーズ作家を応援して下さい」という、期待料込みです。なお、その号の参加者には、BCCKSの無料クーポンコードを配布します。

バックナンバーは一定期間経過後に値下げをする予定ですが、チケットを使用した更新申請(BCCKSチケット5枚=525円)が必要となるので、あまり頻繁に変更ができません。半年後に400円、1年後に200円にするようなイメージです。バックナンバーの値下げ時も、改めて参加者全員で告知活動をするといいでしょう。

収益は、BCCKSのプレミアムプラン(月額525円)で利用できる印税シェア機能を使い、表紙の著作者、オリジナル作品の著作者、編集者でレベニューシェア(成果報酬)します。BCCKSを利用する理由の1つが、収益配分の透明性確保です。サンプルの掲載は作品販売サイトへの誘導が目的なので、印税はシェアしません。あらかじめご了承下さい。



収益分配率(案)


  • 書き下ろしが5作品の場合:編集者10%、表紙15%、書き下ろし15%×5
  • 書き下ろしが4作品の場合:編集者15%、表紙17%、書き下ろし17%×4
  • 書き下ろしが3作品の場合:編集者20%、表紙20%、書き下ろし20%×3

参加者が多いほど編集者の負担は増えるのですが、配分は逆に減っていくという形になっています。これはどうしようもないですね。

BCCKS経由の印税率は、BCCKSでの直接販売が70%、Kindleストアが35%、iBooks Storeが40%、楽天Koboが50%です。どこでどれだけ売れるかは神のみぞ知るですが、外部ストアの方が絶対に強い(会員数が多いため)ので、恐らく平均40%くらいになると思います。

つまり、仮に書き下ろし5人の場合で100部売れたとすると、販売店での売上は80,000円ですが、印税額合計は32,000円くらい、編集への配分が3,200円くらい、表紙と書き下ろし著作者への配分がそれぞれ4,800円くらいという感じになります。「著作者にはそれなりにきっちりと収益を配分したい」とはいえ、この程度の規模感だということはあらかじめ念頭に入れておいて下さい。もちろんこれは、売れる数次第です。




とりあえずいま考えているのは、こんな方向性です。編集は、ひとまず言い出しっぺの私が1人でやりますが、手が回らないような場合はお手伝いをお願いするかもしれません。そういう場合でも、GoogleのサービスやBCCKSのサービスを利用しているので、複数名の編集体制にはすぐ切替られると思います。

冒頭にも書きましたが、あくまでまだ案の段階なので、不備、提案などありましたら、コメント欄にてお願いします。年明けくらいから本格的に稼働しようと思っています。